一年間の研修をする意味

一般的な会社に比べて長い研修期間をいただいて研修をしています。
具体的には肉体労働。

現場主体の企業なので現場を知れということなのでしょう。

しかし、総合職として入ってきた以上、現場を知れという言葉の中にはたくさんの意味が存在するだろう。

ということで、一年間の現場研修の意味というのを考えてみようと思う。(3ヶ月目にして遅いと思うw)

さて同期は現在41人。一緒の寮で生活し、同じ釜の飯を食いながら班に分かれて肉体労働している。

この同期というのが実に多種多様な人間ばかりだ。
体育会系バリバリのグループ
文科系のおとなしいグループ
留学経験などがある国際派グループ
などなど

当然始めはそのグループの中で仲良くなる。

そこで人事部の心理という物を考えてみたくなる。

人事部はなぜこんなに多種多様な人材を採用したのか。
現場主体の企業なら現場からの叩き上げの人材の方が使いやすいはずだ。なのに文科系とか海外系とかを採用するのか?

それはそれぞれの力を会社のためにあらゆる場所で使わないと行けないからである。

ある者は現場で。ある者はオフィスで。ある者は海外で。ある者は地方で。

その中で何を学ぶかということ。

それは自己犠牲の精神ではないか。

よく一緒に作業していて思うことがある。

気づく人、気づかない人。

気づく人は多少面倒くさくてもする。(気づいていても何も行動しない人は気づいていない人と一緒)

それは自己犠牲である。自己のエネルギーを犠牲にして気づいたこと(ゴミがたまっている、お湯が給湯器に入ってないなど)を解決する。

作業においてもそう。

体力的にできない奴は体力のある奴に助けてもらう。これが相棒ってもん。

今は何もできなくても将来的に助けてもらうことになるかもしれない。情けは人のためならず。

これを一番に学ぶべき。

次に学ぶ物は体力面、現場作業の厳しさ。

一人はみんなのためにみんなは一人のために。