リシュケーシュ旅行!!!

リシュケーシュに向かうにはデリーからバスに乗って10時間の道を行かなければ行けない。
先週の金曜日の夜にバスは出発した。もちろん3時間遅れ。こんなのは当たり前。
リシュケーシュはビートルズが瞑想をしに来たことでヨガと瞑想で有名な都市だ。デリーよりも田舎だ。

今回はイタリア人、ブラジル人、コロンビア人、ロシア人、日本人二人で行った。ちなみに子rんビア人とロシア人はつきあっている。

バスは到着して最初に見えたのは緑色の山だった。ほんとに感動した。なぜならデリーは平地で凹凸が何もなくて、殺風景な低いビルディングばかりだからだ。山を見るのが好きなのでしばらくぼーっと山を見ていた。
そして下を見てみると、ガンジス川が流れていた。インドに来て初めてガンジス川を見た。茶色に汚れていた。けれど幅も大きくてとても雄大な気分になった。
もちろん自然の近くなので空気もきれいで深呼吸を何回もした。

リキシャーを捕まえて中心地へ。リキシャーは地方ごとにおもむきが違っていてリシュケーシュでは青色で6人乗りだ。ちなみにデリーでは緑と黄色で3人乗り。
目的地について驚いたのは、牛の数。シバ神の聖地でもあるリシュケーシュは牛も神聖なものとしてあがめられて至る所にノラ牛がいる。ということは至る所にうんこもたくさんある。
豚もいたり、猿もいたり、馬、ロバもいたのでにおいは動物園に近いかも。

ガンジス川を中心にした街なので、ほとりにホテルも店も何もかもある。
川のほとりのホテルに宿泊することに、一泊400ルピー。格安でしかもきれいな眺め。それ以外何もないけど。

ホテルにチェックインしてから近くのレストランで食事に。モーニングで出てきたのはベジタリアン用の野菜とパン。確かにヒンドゥの聖地で動物を殺しては行けないかもしれないけどベジタリアン用の食事しかなかった。以後リシュケーシュでは野菜しか食べなかった。

食後はホテルで仮眠。バスは悪路を走って、しかも運転手もへたくそで急ブレーキばかり。上下に左右に揺さぶられてとても寝れたもんじゃない。だからみんなついた瞬間から疲れてた。

起きてから行動開始。時間はないのでさっさとプラン通りに動く。まず、マッサージと瞑想教室の時間を確認。土曜日はガンジス川で儀式があるからそれの時間設定。その間にシバ神のお寺参り。

まずシバ神のお寺参り。ただでさえ山の上なのにさらに山の上にタクシーというなのジープで行く。山道をひたすら1時間。雲の上についてた。最高の景色で最高の気候でほんとに気持ちよかった。
そのお寺まではまた歩かなければ行けないが、その道でたくさんの乞食を発見。もちろんかまってられない。寺には最終的に時間がなかったので行けなかった。

下山の道ではみんな車酔いしていて、心配になった。

下山してから早めの夕食を食べて、ガンジス川の儀式へ。こちらも4キロくらい歩いて、ガンジス川のほとりに到着。靴を脱いで、足だけガンジス川に入った。冷たくて気持ちいい。隣では普通に全身浴びている人もいる。そんな感じ。

そういえばイタリア人とロシア人のコンビがインド人には人気でとにかく写真とらせてくれと列ができるほどになっていた。

灯籠流し的なのもあって、日本に似ているなあと感心していると、いつの間にかサンダルがなくなっていた。とられました。
裸足でしばらく歩いて、替えのサンダルを購入するまでの惨めさを忘れない。

帰ってからマッサージをすることに。アーユルヴェーダという油を全身に塗ってもんでもらうマッサージを初めてした。1時間で300ルピーとこれまた格安。
あまりマッサージと化したことなかったのでたまにこそばしかったり、マッサージ師に気を使ったりすることはあったけど、マッサージ気持ちいい。オイルでべとべとになってそのまま服着て帰ってって言われた時にはあぜんとしたけど。

油でべとべとなので部屋に戻ってシャワーをしてから夜食を食べに行った。これまたガンジス川のほとりの気持ちいい食事どころ。
ほとんど英語しか使ってないのに、楽しく過ごせるのもみんなのおかげだし、いい友達になれたなあとか感慨に耽っていた。

そんな感じでその日は終了。

日曜日、早朝から瞑想教室に行く。瞑想の先生は英語をしゃべってたから聞き取るのに必死で瞑想どころではなかったのが本音。しかし、空気をたくさん吸い込んだし、リラックスできた気がした。
その日の昼にはバスで戻らないと行けないので、あまり時間がない。しかし焦って過ごすよりものんびり時間を使う方がいいということで昼まではフリータイム。僕もシャワーして、川を眺めていた。

いい時間だった。気候もちょうどいいし、人も親切だし、はえは多すぎるけど。

ちなみに7月はシバ神の特別な月らしくてオレンジ装束を身にまとったたくさんの修行僧を見ることができた。思わずお土産にオレンジグッズを買ってしまったくらい感動。彼らはすごい、裸足でごつごつの山道を登ったりおりたりしている。しかも数十人とかじゃない。たぶん何千人規模で。たぶんインド中をあわせたら何万人何億人規模なのかも。だってバスでどんだけ田舎を走っていても人がバスの外に人が見えなくなる瞬間の方が少ないから。
インドのでかさを目の当たりにした瞬間でもあった。

バスを1時間遅れで乗ってひたすら揺られながら、今か今かと到着の時を我慢するのも慣れた。

そんなリシュケーシュの旅だった。
今までの、ジャイプル、アグラ、アムリットサル、の旅と比べると一番良かったかもしれない。