海外滞在している若者へ。生きて帰れ!

この写真を見たとき、こんな子身近にいるよな、と感じた。

僕は大学を休学してインドでインターンシップをしている。

こんなに何かについて考えたことがあるのは久しぶりだ。益野友利香さんは異国の地でレイプされて、殺された。そのニュースをインドでネットの記事で読んで知った。

海外は日本と違って犯罪が多いし、気をつけなければならないって言うことは行く前に何度も聞いたことだった。しかしインドに3ヶ月住んでそのことをすっかり忘れて気が緩んでいたことを反省した。

最近このニュースを知る前に、こちらで仲良くなった女の子が近々インド国内を一人旅するという話を聞いた。その時は「あぁ一人旅するんだ、いってらっしゃい」っていう印象だったけど、ニュースを知ってから全力でその旅を止めようと思った。

またルームメイトの日本人が最近野良犬に足を踏まれて、狂犬病になるんじゃないかって疑われたこともあった。彼はインドに来る前に狂犬病の予防接種を受けていないこともわかって、今も毎週病院に注射を打ちに行っている。

正直、僕は男だし、インドに来てから身の危険を感じたことはあまりない。あったとしても車に轢かれそうになったりとかそのくらいだ。

インドに来る前に、尊敬する先輩の一人に「生きて帰ってくることを一番の目標にしろ」と言われた。そんなことわかってますよ。なんて言ってその場は茶化してしまったが、全くその通りだ。

今回のニュースを知ってから、ルームメイトと何時間も今まで数ヶ月過ごしてきて、気が緩んでいたということを反省した。そして今後は自分が海外で暮らしているということをもっと自覚して身の安全を第一に過ごそうという確認をした。

読んでくださっている人で身の安全について気が緩んでいると感じた人は、ぜひ身近な人と話し合ったり、自分で対策をとってください。

日本のエージェンシー、現地の警察、日本の保険会社と何かが起こった時に、助けてくれそうな人に頼るんじゃなくて、自分でなんとかするということを常に考えて行動しなければならない。

英語を学ぶ、旅をする、視野を広げるという目標を持つのはいいことだが、死んでしまったらそれで終わり。僕もインドに来た以上は生きて帰ってくることを一番の目標にするように肝に銘じます。

後1ヶ月、ここで暮らすことを家族に感謝して、生きて帰ってきます。
最後に今回亡くなられた益野友利香さんのご冥福を心よりお祈りします。