【感想】これからはインド、という時代〜第1章

インドって地政学的に見ても、歴史的に見ても、中国とパキスタンと仲が悪い。最近はそうでもないみたいだけど。
国境紛争もそうだし、宗教的な相違もそうだし。

この章では、やっぱり大陸文化というのは日本と違うところで、インドも現実主義的だと言う。
核武装もするし、全方位外交(八方美人的な外交)、中国に対しても冷静とか。

彼らは現実的だよね。強かだよ、インドにいた時もこんなことがあった。


【ケース1】
土産屋さんにて

僕「この置物買うから負けてよ」

店員のおっさん「負けることできないよ、300ルピーだ」

僕「じゃあこの小さい置物150ルピーも一緒に買うから、400ルピーにして」

店員のおっさん「420ならいいよ」

僕「細かいの持ってないからお願い!」←ここで勝ったと思う

僕がおもむろに鞄に手をかける

店員のおっさん「じゃあ君の持っているタバコを4本くれ!」

俺「おまえ!よく見てるな。しゃあないな、やるよ!」

ここで断っておくことがある。タバコは一本5ルピーで売ってる。

ということは、相手が言ってきた値段から下げられずにこっちは飲まざるを得ないようになっているってこと(タバコ渡さなければいいだけだけどそんなこと普通ない)


【ケース2】
また、こんなこともあった。
パソコンにソフトを入れてもらった時のこと。インストールが閉店時間すぎてもかかってしまったため次の日に来てからインストール後の諸々してくれるって言うからそのまま持って行った。そしたら、

僕「この前の続きやってください」

エンジニア「もちろんだ」

数十分後

エンジニア「今日の分500ルピーね」

僕「この前払ったじゃんか!」

エンジニア「今日も俺のプロの仕事の時間を取ったからその分だよ」

僕「今日はこの前の延長のサービスだろ!」

エンジニア「こりゃだめだ、社長呼んでくる」


ということがあって、結局半分こずつにしたけど、非常に釈然としないことがあったので、以後値段の確認は絶対するようになった。


まあ強かよね。ほんとに。


インドの商人根性ってほんとにすごいなあと感じた経験だった。

まあそれが外交にも生きているんだって言うのは容易に想像できるよね。

ということでした。

つづきまーす