出生前診断とかについて思うこと

今回のエントリはちょっと事件になったことについて考えること。

ダウン症の子供が羊水検査をすることで分かるから出産市内で住むとかそんなことらしい。

でも胎児に異常があるからとか言う理由では中絶は認められてない。

こんな意見もあるみたい
http://www.geocities.jp/kmag0721/siken/ron.html

技術の進歩でダウン症の子がいるってことが分かるようになったっていうニュースが出てから、そういう中絶を認めるべきだって言う意見を最近twitterで見た。

はっきり言って、そんな意見言う人は気持ち悪い。
だって優性思想を支持するなんて、ナチスじゃん!ナチスユダヤ人だけじゃなくてダウン症の人とか社会的に生産性の低い人も虐殺していたんだって。

通説によれば、ドイツによるホロコーストによって殺害されたユダヤ人は600万人以上とされている。それ以外にもロマ人、スラブ民族(主に戦争捕虜)、共産主義者ポーランド人、身体障害者、同性愛者なども迫害され大量に殺害されたとされる ホロコースト - Wikipedia

その優生思想もナチスさんは社会的な生産性を高めようとした結果であって、彼らは純粋だったっていう意見は別として、やっぱりその線引きは曖昧であって、どこまでの人を殺して、殺さないかなんてそれを決めることがおこがましいじゃんって思った。

って言うのがさっきまで。

今度はこっちを読んで、若干意見が変わった。
ダウン症の子供を産むべきかについて(考察) - Togetter

これをまとめた人は出生前にリスクが分かっているならば産まなければいいじゃんと。冷静になれよと。
確かにその意見も分かる。

昔は出生前に異常が見つかるなんて事は、未来の話だったから産まれた後のその状態を受け入れるしかなかった。
今は技術の進歩によってお母さんのお腹の中の時に異常が見つかるようになった。だから出生を受け入れないという考えが産まれてきた。
将来は精子の段階で、異常を見つけることができるようになるかもしれない。

どんどん見えないことが見えてくると、その都度判断基準を変えて行かないと行けないと思う。
僕は技術の進歩は否定したくないので、こんな技術は認めない!って言う意見にはならない。

ということは、出生前にそんな診断ができると。じゃあどういう風にそれを受け入れるか。
新しい倫理観が必要になってくるんだろうな。

今のところはまだ中絶を認めたくはないけどな。でもそんなリスクに対して冷静に判断するって、そんな合理的な判断で子供産む訳じゃなかろうに。。。

っていうのが今の意見です。