情報社会学 社会関係編

人が文化的消費をするときに、人がどれを選ぶかというのは、とても選択的で創造的だ。
さらに、文化的消費には意味と喜びが伴う。テキストと視聴者の記号的な出会いにはencodingとdecodingの二つの解釈が必要である。
放送されるテキストと視聴者のこの記号論的な出会いは、どのように説明すべきかということを書いた時に。二つの説明ができる。

  1. 社会の出来事がどのようにより好まれる特定の視聴者に届くように構成されているか
  2. 本当の視聴者とテキストがどのように結びつくのか

視聴者は3分割できる

  1. 支配的な層(多数の同調者)
  2. 交渉された層
  3. 対抗的な層(まじめにテキストを受け入れない)

つまり、情報は受取手によって解釈の方法が異なる。
経営者層にむけて聞こえのいいことを言っていると、労働組合の視聴者層からは文句が出る。
結論を言うと、私たちの嗜好性というのは私たちの個人的趣味によって決まるのではなく、私たちの社会的構造の中のポジションによって決まる。

話は男女の違いについてに変わって行く。
女性はかなりの長い時間会話を楽しむことができるが、その内容は通俗的で広い文化にわたっている。直観に関しては女性の方が優れている。
男性はそれらの話を馬鹿げていて非現実的だと思っている。男性は番組としてはニュース、スポーツ、リアルなものを好む。

古くさいメロドラマを女性は人生の真実が語られていると感じ、男性は非現実的だと思うのはとても興味深い。
感情的な物をかき立てるメロドラマは代理学習機能を持っていて感情を育むが偶然怒ったことを理由で説明できないことが多い。